今日の授業は中1のみ。
その準備も終わり、ブログを書きながら中1生を待ちます。
秋になると時間も比較的ゆっくりと流れているように感じられ。。
子どもたちが来るのがより待ち遠しく思えます。
それは開塾して2年目のこと。
授業を開始した直後に、子どもたちの前で自然と口から出たことば。
「僕はこのクラスの授業をするの毎回楽しみなんだよね~。」
そのときの子どもたちの、戸惑いを隠せない様子…
ついぞ見たことのない照れくさそうな表情。
その時の様子は今でも鮮明に覚えています。
しかし子どもたちがそういう反応を見せるのも無理はありません。
開塾して2年目くらいまでは…
大きな声を張り上げ、教室内も張りつめた空気。
授業中に私語をしようものなら、
一言…「うるさい!」
そのころは当然、子どもたちも自分から質問になど来ることもなく。
プリントを貰いに来る子など…ほとんど皆無。
今の授業はいつもそんなピリピリとした雰囲気ではないにしろ、
特に緩いわけでもありません。
宿題を忘れたり、解説中にボーっとしてたりすると、
たまに大きな雷が落ちることもある。
だから子どもたちもそうならないようにする。。
周囲を見て空気を読む。
子どもたちが頻繁に事務所に来るようになったのもここ1~2年のこと。
みんな授業の休み時間を狙って、2階の自習室から下りてきます。
自分の勉強したい教科のプリントをコピーしてもらうべく、
1階が休み時間に入る直前、いつも教室のうしろには、待機している子たちの顔が見えます。
1限目の授業を終えると、必要な問題をコピー…それを並び順に手渡します。
もちろん1限の後片付けなどしている暇などありません。
自分から「ここを勉強したい!」とプリントを取りに来ている。
そういう時こそ、できるだけその子の今の状況に合った問題を渡したい。
質問へも「知りたい!」と思っているときに答えたい。
そうこうしているうちに10分という短い休憩時間はあっという間に終わってしまいます。
数年前とは様変わりした、事務所の今の風景です。
ともあれ、子どもたちを待ち構える私の心境に変わりはなく。
授業前はいつも「早く子どもたちの前に立ちたい」という気持ち。
それは不思議と薄れることはありません。
子どもたちが「なるほど」としっかり理解してくれるにはどう伝えればよいか?
直前までそれをイメージする。
授業のテンポや解説の際の言葉づかいなど、
特に単元の導入の際は、それを間違うと子どもたちの頭にはスムーズに入っていかない。
今、教室には先ほど来た中1生が一人。
宿題をやっている様子です。
中1のクラスは割と学力差は大きいものの、
解説に入るとみんな真剣な顔つきになる。
中1生にとって今は大切な時期。
一名たりとも脱落者は出しません。
あと1時間、このブログを書き終えたらもう一度、
今日の授業の準備をチェックです。