新学期に入ってからちょうど2ヶ月が経過しました。
小5・6生は今、学校より1単元先を順調に進んでいます。
5年生は4月開始当初から問題を解くスピードもあり。
そこでこれまでミスの多かった部分、問題を解く際の細かいくせなどを修正。
とにかく基本に忠実な解き方を身につけることに終始してきました。
遠回りと思っても、実際それが意外に近道だったりする。
最近それが少し解ってきたようです。
そして6年生。
学年が変わり複数で授業を受けるようになって、
未だ競い合いながら問題を解いています。
お互いを意識するからこそ、今までの自分に足りなかったものにも気づく。
それぞれが、「自分の方が算数の力が上」だと思ってるからこそ、
相手に後れをとってはならないと必死になる。
学校でも塾でも計算問題が中心の単元をやっているため、
当分この状態は続くでしょう。。
5・6年生ともに、今100マス計算を毎回の授業でやっています。
単純ですが、集中力アップに効果の高い『100マス計算』。
授業の開始時にこれを行うことで、まず脳を目覚めさせます。
そのあと一番いい状態で、授業のプリントを解き始める。
中学生の授業にもごくたまに取り入れることがあり。
子どもさんが疲れていて集中力が欠けているときなどには、
ご家庭でも是非やっていただきたい方法の一つです。
100マス計算をする際に意識させるのはスピードのみ。
このときばかりは「字の丁寧さ」「正確性」は不問です。
数字などは自分がそのつもりで書いていれば、読めなくてもいい。
消しゴムも使わせません。
こちらが添削をし、間違っている箇所があれば一か所につき2秒を追加します。
ですから回数を重ねれば正確さも自然と備わってきます。
『前回よりも良いタイムを出すこと』
そこに子どもたちの意識の全てを向かわせます。
ともあれ、100マス計算に期待する効果は、子どもたちそれぞれ。
問題を解くのが比較的遅い子(マイペースな子)に、まずは顕著な効果が表れます。
“理解はできているのに遅い”のは、普段スピードを意識していないから。
タイムを縮めることを意識する癖をつければ、
他の問題を解くスピードも次第に速くなってきます。
逆に初めから割と速いタイムを出す子(集中力の高い子)については…。
ある程度までいくと、なかなか記録が縮まらなくなってくる。
そこからは、
「もっといいタイムを出すには?」
その方法を思考錯誤し始めます。
ライバルは”前回の自分”・・・自分の限界に挑戦です。。
「100マス計算」を授業の中でやり始めたのは、先月の終わり辺りから。
まだ数回ほどしか行っていませんが。
これからそれぞれの子どもたちの”算数の力”が
どのように伸びていくかとても楽しみです。