“追い込み”

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昨日、中3生の授業を終え、

いよいよ来週は受験生にとって、

塾での最後の授業となる。

 

昨日も授業を進める傍ら、

問題に向かい合う子どもたちの顔を覗き込む。

この真剣な表情を間近で眺めるのも、

とうとう来週で最後。

しかし、そんな感傷に耽っている暇もなく。

やらなければならないことはまだまだ残っている。

今日・明日の週末、そして来週末の勉強会で、

受験に臨む子どもたちの学力そしてモチベーションを、

ベストの状態まで持っていかなければならない。

 

開塾してもう4年の月日が経ってしまったが、

完全な『全員合格』…それはまだ達成していない。

達成できなかったからこそ、

去年もそしてその前も、

諸手を挙げて合格の喜びを分かち合うことは叶わなかった。

 

受験の日が近づく。

そして合格発表の日…今までの記憶を思い起こす。

それでも、合格したときの子どもたちや保護者の顔こそ、

正直なかなか思い出すことができない。

よぎるのは合格が叶わなかった子たちの顔。

その子たちに対し、掛ける言葉も見つからなかったときの記憶。

合格発表当日はそのことで、

頭の中がいっぱいになる。

 

昨日見た子どもたち一人ひとりの顔。

見ているうちにそれは合格発表の日の表情に繋がる

~手に取るように分かる。

今までの経験から、それは半ば確信ともいえるもの。

最後に勝負を決するのは、学力ではない、

今この子たちが出しているオーラのようなもの。

強いオーラ(意志)を放つ子どもからは合格を喜ぶ姿、

それが弱い子は涙を流す姿。。

言葉で言い表すことはできないが、

机に向かい合う子どもたちを眺めていると、

不思議とそれが見えてくる。

合格に対する個々の執着心。

それですべてが決まる。

 

一昨日、志願状況が発表になった。

そして来週には最終の志願状況発表。

もう後戻りはできない。

それぞれが精一杯力を出し切ること、勉強に没頭すること。

それを貫徹できた子だけが、

すべて報われる瞬間を迎えることができる。

 

今日の特訓ゼミから入試までの期間、最後の踏ん張り。

そこで1ヶ月後、合格発表の結果が大きく変わるだろう。

それまでは自分のやってきたことに自信をもち、

よそ見せず前だけを見て…

あとは信じて 進もう!

 

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