塾にとって大きなイベントである『中3保護者説明会』を
先日、無事に行うことができました。
たくさんの保護者の方々がお忙しいなか塾まで足を運んでくださいました。
例年同様、説明会の目的は、
子どもたちに早く”受験生”になってもらうこと。
今年も私学の先生が来てくださり、
話を聞く背筋の伸びた子どもたちの後ろ姿を、
会場の後ろから見てとることができました。
今年の説明会は初の2部構成で行うこととなり。
前半の30分は”職業系”の高校を目指す子とその保護者へ向けて、
そして後半30分は”進学系”の高校向け。
高校の先生のアドバイスに寄るものでした。
時間を分割したことで説明の時間は半分になるものの、
それぞれの志望校に対して的を外すことがないこの形式。
来年以降もこの形でやれそうです。
高校の先生と私で15分ずつの説明。
先生からの説明は受験におけるボーダーから高校での勉強法まで、
9割方、高校の宣伝とはかけ離れたお話しでした。
それも塾の希望を汲み取っていただいてのことでしょう。
たった15分で子どもたちや保護者の心を掴む技術(?)は、
なかなかマネのできるものではありません。
そこは私自身もプレゼンの勉強!…と、
教室のうしろの方で、説明会の空気を感じながら全体の様子を伺います。
そして後半の15分。私からの説明。
例年通りつたないもので、それを細かく描写することは割愛させていただきますが…
保護者の方々は最後まで真剣に耳を傾けてくださいました。感謝。。
ただ、説明の中で「時間の浪費につながるものは一切排除しよう!」
そのスマホなどの使用についての話の最中、
子どもたちの苦い顔、それとは反面、保護者のほほ笑む顔。
好対照でとても印象に残りました。。
帰り際に「いいお話しでした。」とたくさんの保護者の方から声をかけていただくのも、
なにか申し訳ない思いですが…
その思いはこれから子どもたちにぶつけていくことにします。
説明会の時間を延長してしまい授業の時間が少なくなったことと、
子どもたちの気持ちが熱いうちに、と…
授業のために一旦1階に下りた子どもたちを2階に上げて、
残り時間、入試教材に向かってもらいました。
説明会の直後でおそらく疲れているとはいえ、
さすがに子どもたちの顔はいつもより真剣です。
そしてしばらく間を置き…
一人一人に用紙を配布。
それは今日の説明会、印象に残ったことを書き留めておくためのものです。
こちらの予想に反し、それぞれの用紙は文字でみるみる埋まっていきます。
子どもたちから、
「どうやって書くんですか!?」「何を書けばいいんですか?!」
…という質問すらありません。
ある子は今日の説明の内容を事細かに、
また別の子は今後の決意であろう言葉を力強い文字で書いていきます。
その様子を見ていると、
「もう一度子どもたちに対してしっかりと話をしておかなければ…。」
という気持ちもどこかへ行ってしまいます。
折角の子どもたちの熱い気持ちを、
もっともっと熱くしようなどと、
それでは逆に冷めてしまいますから。。
今日はこれから駐車場を貸していただいた、
大坪幼稚園までお礼に伺う予定。
駐車場は説明会にはまず必要なものです。
駐車場の確保に神経を遣わなくてもよいのは、
準備に追われる状況下では大変ありがたいこと。
園長先生にはいつも快諾していただいてますが、
こちらもそれを当り前のことだとは決して思ってはいけません。
そしていつもその仲立ちをしていただく保護者の方もいらっしゃって。
その他たくさんの方々に支えていただいているというのも、
大きなイベントを終えてホッとしているこの瞬間、
いつも感じることです。。
私もあとは説明会でお話ししたことを実行に移すのみ。
さて、明日何人の子が”受験生”の顔をして塾にやって来るでしょうか。。