たった今、新中2の授業を終えたばかり。
授業の後片付けも残ってますが…
昨日の塾の様子を少し。
今日は気ままな書き込みになりそうですから、
「つまらない」と感じられたらどうぞ遠慮なくご退室を・・(笑)
昨日、県立高校の合格発表を終え…
朝からずっと慌ただしかった、でもあっという間だった一日。
卒業生も昨日は昼から来てくれて、
大量に用意していたお菓子類も、
談笑している間にみるみる減っていきます。
そして夜は…一旦帰宅した子たちも加わって2階で勉強会。
しばらく勉強から遠ざかっていた焦りの気持からなのか、
それとも遊びにももう飽きてしまったのか…(笑)
いずれにせよ、生活のリズムを戻そうとしているのはよいことです。
思いっきり羽目をはずすのはいい。
それは勉強に対する力を生む。
要は気持ちの切り替えです。
私はというと…
ずっと子どもたちの合格の喜びに浸ってた訳でもなく、
気持ちはすでに新中3生の方へ向かいます。
去年も一昨年も…
不合格者を出してしまったことで頭がいっぱいになり、
その自責の念をそのまま授業にぶつけていた。
そしてまた一年後…今年の『全勝』。
昨年までとは少し心もちは違えど、
「学習塾なんだからこれが当たり前なんだ」…と
やはり一年後を見据え、
いつもの5割増しで授業にも力が入ります。
今日くらい気持ちが緩んでもおかしくないはずなのに、
「合格」の二文字は想像以上に力を与えてくれるものです。。
これは毎年思うことですが、入試の目標をどこに据えればよいのか?
志望校へ向け精一杯努力すること…
確かに大切です。
自分の実力より高いところを目指すことで、
今までの限界を突破することだって不可能ではありません。
では…高校に進学してからは?
限界の限界まで自分の力を引き出し、
最後の最後で目標の高校に到達する。
でも本当にそれでよいのでしょうか?
やっとの想いで合格し、
その喜びもつかの間…
高校進学後、努力だけではどうにもならない壁に直面する。
もしかしたらつらい日々が待ってるかもしれない。
「本当にこの高校を選んでよかったのだろうか?」…と。
昨日のブログにて、
『自分たち自信の力で合格を勝ち得た』と…
正直それが私にとって塾にとっていちばん望ましい形。
「塾に通ってたときは成績よかったけど、高校に行ったら全然…。」
それでは意味がない。。
先日、ある高校生の成績表を見せてもらう機会があり。
高校に進学して一年、
入学当初は中位だった成績を少しずつ伸ばし、
今では上位に入っている。
「塾に通ってたときよりも成績いいかもしれないです(笑)」…と。
でもそれはその子に余力があった証拠。
そう考えると、
“精一杯”で手を届かせるのが果たして正解なのか?
おそらくそれはこれからもずっとつきまとう選択肢です。
もちろん入試前の三者面談で大切なのは、
「合格できるかどうか」よりも…
「進学してからちゃんとやっていけるかどうか」
その子の将来のことを考えるなら尚更、
そちらの方が数倍は大切なことだと思う。
今年の卒業生はよく頑張ってくれましたが、
一人一人を見るとまだまだ余力は十分。
だからこそできる話なのです。
入試まで一緒に勉強をしてきたこと。
それが高校で戦っていくための準備であったこと。
「中学でやってきたことが活きてるなぁ。。」
何人の子どもたちがそう感じてくれるでしょうか。
塾の手を離れても、
前向きに取り組んできた経験だけは忘れないでほしい。
4月のテストに向け、
もう次の競争は始まっています。。