県立高校の合格発表の日から1ヶ月が経とうとしています。
3月の塾通信にも記載した通り、今年も無事全員合格で受験を終えることができました。
今年は中3生の定員が埋まった6月の時点で、
それぞれの志望校ボーダーラインに達していたのは僅かに数名。
夏に入ってからも私の焦りをよそに、子どもたちはなかなか動きを起こしてくれません。
全体の意識が高まってくることもなく…
焦る様子もないクラスに対し、ひりつくような授業もしばしばでした。
秋もあっという間に過ぎ、11月…最終の三者面談。
マイペースの姿勢を変えようとしなかった子どもたちも、ようやく重い腰を上げ、
そこからは各々が課題をもって取り組んでくれるようになりました。
振り返ると一人一人の顔がようやく受験生に見えるようになったのは、
最後の1月の統一模試のころだったように思えます。
私立専願や推薦入試の子たちの合格が決まったことで、
一般入試を受験する子どもたちの切迫した気持ちも、
ひしひしと伝わってくるようになってきました。
「志望校に絶対合格したい!」
そういう強い気持ちだけは確かにあったのでしょう。
一歩一歩合格に近づくべく、最後は全員が持てる力をすべて出し切ってくれました。
迎えた県立高校の受験日、
そして合格発表の日。
合格の報告に来る受験生たち、そしてその保護者の方々。
歓喜あり、涙ありの、嬉しい日になりました。
興奮気味に「ホントに合格してた?!」…という私のことばに対して、
「私もびっくりしましたぁ(笑)!」と本人。
今年は一体何人の子が同じようにびっくりしたことか(笑)
18番目に報告に来た子、最後の一人…
そして一緒に来られたお母さまの涙を見て、
思わずこちらも涙を我慢できなくなってしまったこと。
忘れられない一日でした。
入試は一発勝負である以上、がんばった子全員が合格できるわけではありません。
努力をしても尚且つ、涙をのんだ子もいることでしょう。
そのようななかで、がんばる姿を見てきたこの子たちが、
一人も漏れることなく合格できたこと。
今年ばかりは子どもたちみんなの気持ちに、
神様が応えてくれたように思えてなりません。
高校での競争を戦っていくには、
今年の卒業生はまだまだ力不足といえるでしょう。
合格の喜びに浸ったのも束の間…。
塾を卒業していった子たちも、もしかしたらすでにそのことを感じている頃かもしれません。
「高校に進学しても絶対に大丈夫!」
今年は全員にそう言えるだけの力をつけさせて送り出せなかったことが、唯一の心残りですが、
この一年間の受験勉強を通して、
「自分は”変わる”ことができた…」
卒業生みんながそう思っているであろうこと。
そのことだけは自信をもって言うことができます。
過ぎた季節を思い出すことができないほどの
あっという間の一年でしたが、
これからは卒業生たちが
よい知らせをもってまた塾を訪れてくれることを楽しみに待つことにします。
《平成29年卒 第7期生進路》
高 校 | 学 科 | 出身中 |
宮 崎 南 | 普 通 | 大 淀 |
宮 崎 南 | 普 通 | 大 淀 |
宮 崎 南 | 普 通 | 大 淀 |
宮 崎 南 | 普 通 | 大 塚 |
宮崎商業 | 経営科学 | 大 淀 |
宮崎商業 | 国際経済 | 赤 江 |
宮崎工業 | 機 械 | 大 淀 |
宮崎工業 | 生産システム | 大 淀 |
宮崎農業 | 生物工学 | 赤 江 |
宮崎農業 | 環境工学 | 赤江東 |
佐 土 原 | 電子機械 | 大 淀 |
佐 土 原 | 情報技術 | 大 淀 |
宮崎海洋 | 海洋科学 | 赤江東 |
明 桜 館 | 文理科学 | 赤 江 |
宮崎第一 | 国際マルチ(専願) | 大 淀 |
鵬 翔 | 看 護(専願) | 大 淀 |
日章学園 | 特別体育(専願) | 大 淀 |
東海大付福岡 | 特進アスリート(専願) | 大 淀 |
以上18名