“大失敗”

ブログ

それは昨日のできごと。

子どもたちも授業が終わって帰宅したあと、

時計の針はすでに深夜12時を指そうとしています。

そんなとき保護者から1通のメールが届き、

その内容は…

帰宅したばかりの子どもが、

「授業が分かりづらかった。」と・・・。

 

メールに書かれてある内容、

もちろんすぐに理解できました。

なぜならば、私もちょうどそのとき、

授業の後片付けをしながら、

ついさっきまでやっていた数学の解説のこと、

一人反省していたからです。

 

授業のラスト10分、

プリントの最後の1問を今日やってしまうかどうか、

少し悩んだあと、結局解かせると決めたのが事の始まり。

「5分で解かせて、5分で解説だな。。」

学校も進度を速めてるようだし、

今日は体験最終日の子もいる。

終了間際の短い時間のなか、

「今日は中途半端なところで終わらせることはできないな」と…

稚拙な思考が働く。。

今になって考えてみれば、

それはまったく言い訳にもならないような理由。

冷静さと判断力の欠如。

 

そしていざ解説を始めると…

「やっぱり今日慌ててやるべきじゃなかったな・・・。」

子どもたちが理解できていない様子が手に取るように分かります。

でもそうなってしまえばもう後の祭り。。

 

ともあれ今日のことをブログに記そうと思ったのは、

実はそんな失敗のことではありません。

保護者からいただいたメールが、

とても有り難く感じられたこと。

それは子どもたちの今日の心の内を

はっきりと知ることができたということ。

「塾であったことをすぐに話ができるご家庭なんだなあ。」

…と、そんなことまで考えてしまいます。

 

本当のところは保護者も自ら波風を立てたくはない筈、

できれば口を閉ざしていたいところでしょう。

それをわざわざ夜中にメールいただけるのも、

お子さんをまだ塾に預けたいと思ってくださるからこそ。

そう勝手に解釈しつつ…。

メールの文面から『苦情』ではなく『ご指摘』であることも

すぐに理解できました。

 

そう…塾としていちばん困ること…

普段から塾に対して少しずつ不満を募らせながら、

ある日突然「退塾させてください。」

そうなってしまえばもう取り返しがつかない。

 

「今日のような授業ではぜんぜん駄目だよ。」

もちろんそう言われたわけではないので、

これは自分の中でのことば。

来週の授業でしっかり取り返さなければなりません。

 

今は子どもたちも「授業が分かりやすい。」と言ってくれる。

無論それは『お世辞』や『気休め』の類かもしれませんが…。

しかしそれは塾にとっての生命線でもある。

特別な授業をしているわけではない。

ただ”ゆっくりと”そして”丁寧に”

そこだけはいつも気をつける。

昨日の授業で子どもたちに、

「解説が解りづらい」というイメージを

少しでも植え付けてしまったならば・・・

それを払拭するような授業を、

次こそは絶対にしなければならない。

それができなければもうその次はない。

 

ありがたいことに昨年12月ごろから、

中2生の授業には、毎週のように体験の子が来てくれている現状です。

だからこそもっともっと足元を見つめなおさなければならない。

来週から迎え入れる予定の入塾希望者も、

今回メールをいただいたお母様が

わざわざ声を掛けてくださった方。

何とかご期待に沿えるような体験授業にしたい。

お母様には今回思わぬ気苦労をお掛けしましたが・・・。

これに懲りず、また是非ご意見をいただきたいと思います。

今回のメールではお母様もかなり気を遣われてることが

文面からも感じられましたが…

それこそ『苦情』でも一向に構いませんので。。

何よりすぐに情報をいただけることが、塾にとってどれほどありがたいか、

少しでもご理解いただけると幸いです。

 

最後はお母様へのメッセージのような文面になってしまいましたが…(笑)

昨日あったことを記憶に留めておかなければと、

反省がてら文章にした次第です。

ですからもしこれを見ていただいたならば、

昨日の出来事を勝手にブログにしてしまったことはどうかお許しください。

 

『次は子どもたちもビックリするくらいの授業をする!』

月曜日が楽しみです。

 

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