テスト前の週末②

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テスト前の日曜日。

今週も中3生は朝から勉強会です。

入試まであと17日、

ここまでくると子どもたち一人一人の顔も

ニコニコしてはいてもやはり緊張の色は隠せなくなってくる。

17日後の入試本番、

この子たちは持てる力を全て発揮できるだろうか?

それもこれからの追い込みに掛っています。

 

推薦入試で既に合格をもらっている子たちも

高校から出された宿題を黙々と…

たまに「やっぱり今やらない方がいいですかねぇ。。」

…と、一般入試の子たちに気を遣う子もいて。

しかしそんな気遣いをよそに、

これから入試を控えた子たちは、

黙々と問題を解き続けます。

 

私はというと…

意外にも一人の子どもの横でじっくり教えるよりも、

子どもたちの表情を見ながらウロウロと

歩き回る時間の方が長い。

入試本番までまだ2週間以上ある。

一人ひとり緊張感を持つことはよいことだが、

それが焦りに繋がり、やる気が空回りしてはいけない。

子どもたちの気持ちが少しでも揺らいだら、

それをいち早く察知し、

軌道修正してあげなければなりません。

「自信」と「慢心」は紙一重。

今やっていることを確実に自分のものにしていけるように、

まだまだ腰を据えてじっくりの姿勢が大切です。

 

昨日はたくさんの中2生、そして数名の1年生も

テスト勉強をしに来ていました。

「朝から来ます!」の宣言通り、

10時にはもうすでに1階の教室には

テスト対策のプリントを机いっぱいに広げている

数人の2年生の姿がありました。

塾にとっては中1・中2も、今はとても大切な時期。

特に今年は新メンバーの顔が多く見られることもあって、

「中3が今受験で忙しいから…。」などと言って、

私もそれ以外の学年の準備を疎かにするわけにもいきません。

次の学年ももう間近、

学年末のテスト対策は勿論ですが、

クラスの雰囲気づくりも重要な作業です。

 

子どもたちの成績が伸びる過程に、

その子と気持ちが通じ合ったと思う瞬間がある。

そこを通過せずに満足のいく結果が得られることはまずない。

こちらがやっている指導や解説に

素直に入り込んできてくれること。

それは信頼や…安心感と言ってもいいかもしれない。

「この塾に通っていれば大丈夫!」

その子にそう感じさせる

まずはそこからスタートです。

 

昨日は中3の勉強会と中1・2のテスト対策が重なりましたが、

今週には学年末テストも終わってしまうため、

2階で3年生、1階では1・2年生という

昨日のような状況になることもこれからはもうありませんが…。

下級生は2階で勉強している3年生の緊張感をひしひしと感じ、

それは1年後・2年後の自分の姿だと

少しは感じてくれたかもしれません。

 

ほとんどの子たちが昨日は、

一旦帰宅し、それから食事をして、

塾に戻って来たらまた勉強。

途中お菓子や飲み物を囲んで、

ワイワイ賑やかにしている時間帯もありましたが、

朝から10時半まで半日以上。

さすがに昨日は、みんな

「勉強した~!」という気持ちになったのではないでしょうか?

 

帰りしな一人の子に、

「勉強進んだ?」

と尋ねてみると、

「いっぱい勉強しました~!」

と元気のよい返事が返ってきて、

長い一日でしたが、

夜まで塾を開けててよかったなと思いながら、

教室の電気を消しました。

 

 

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