ご存じの通り、英語の学習は現在小学校での学習にも取り入れられています。
2020年には小学5、6年生で英語を必修科目とするという構想が、現在具体的に進められており、また基礎的な学習を小学3年生からスタートさせる計画もあるようです。
宮崎県の県立高校入試…20年ほど前にさかのぼると、英語は他の教科と比べ難易度が低く、比較的点数の取りやすい教科でしたが…。
ここ5~6年の間に少しずつ難易度も上がっている傾向にあります。
最近の入試問題の特徴…
①長文・対話文問題の文字数の増加
10年ほど前の入試問題と比べると、2割ほど問題文(英文)の文字数が増えています。必然的に読み取りの正確さに加え、読み取るスピードが必要になってきています。
②文法問題の減少
学校や塾でやっている通年教材に出てくるような文法を、そのまま問うような問題は最近ほとんど出題されていません。文法は長文・対話文を読み取るためのツールとして利用するため、表面的な知識では役に立ちません。
③書き取り問題の増加
特定の主題や必要語句を指定され、それを使って一から英文を組み立てる問題が少しずつ増えてきています。英語の本当の力が問われ、また一番点数に差がつく問題でもあります。
以上、簡単ではありますが…
宮崎県(おそらく他県も)の英語の難易度がアップしているのは文科省が英語学習の強化に着手していることを受けてのことでしょう。
一部の高校の傾斜配点にもその傾向が表れているようです。
そして数年後にはこれに更に拍車がかかることは必至。
「英検」「TOEIC(トーイック)」の資格が要求される企業があるのはご存じのことだと思います。
日本でもグローバル化が叫ばれるなか、今後は「トーフル(TOEFL)」も更に認知度を増し、入社基準に加える企業も当然増えてくることでしょう。
学生にとってもまた社会人にとっても、英語の学習は避けては通れない道。
しかし逆にちゃんと勉強しておけば社会に出てから最も役に立つ科目でもあります。
そのことを子どもたちにもはっきり認識させ、本物の学力をしっかりと身につけてもらわなければなりません。
英語の学習法については、また次回のブログにて。