昨日ちょっとうれしいことがありました。
現在1名の6年生のクラス。
1人で個別指導を受けてきたその子も、
振り返れば体験授業を受けたのは今からちょうど1年前。
これまでずっと1人で頑張ってきました。
昨日、送迎の都合で少し遅れて塾にやってきたその子は、
教室に見慣れない男の子の後ろ姿を発見します。
「体験生が来るかもよ。」…と数日前に知らされていたその子は、
すぐに状況を把握。
どうやらお互いに面識はあるようです。
着席するとすぐに宿題の丸付けを始めました。。
3月にスタートした塾の授業。
今では教科書の進度はかなり先にいっています。
しかし体験授業を受けに来てくれた子は、
在塾生の女の子を待つ間、これまでやってきた内容の解説をひと通り理解してくれて…
宿題の丸付けが終わるころには、同じプリントをやれる体制もしっかりできてしまいました。
そしていよいよ2人で同じプリントを解き始めます。
体験生のお母様が後ろで参観されていることもあって、
初めはちょっと緊張気味。
しかし女の子が隣の子の様子をちらっと見た瞬間、
その子の目の色が変わるがハッキリ分かりました。
男の子は解き始めから…そして女の子はそれに引っ張られるように、
2人ともスゴい勢いで問題を解いていきます。
思わず私も、「もうちょっとゆっくり解いたら?(笑)」…と。
今では算数が一番の得意教科のその子も、
一年前は「算数は得意?」という質問に、
「算数嫌い・・・。」
そんなことはとうに忘れているようです(笑)
それに…
「ずいぶん集中して問題を解けるようになったな~。」
その子を見ていて最近よく感じてはいましたが…
それでも問題を解くそのときの顔つきは、
今まで1年間見たこともない、まったく知らなかった表情。
“真剣”な顔は知っていましたが…それよりもっと先、
そんな表情でした。。
1年前であれば同じ状況に置かれたら、
その子もきっと気後れして問題も手につかなかったことでしょう。
1年間勉強してきた”自信”があるからこそ「負けられない。」という気持ち。
その子も次のステップに進むべき時期に、
絶好のタイミングで競い合える子が来てくれたこと。
文頭の「うれしいことがあった」というのはそのことです。
次回まで『体験』として授業を受ける男の子は、
その後も塾で一緒にがんばってくれるようです。
昨日6年生は初めての”一斉授業”.、黒板を使っての解説。。
来週からもこの形で授業ができるのはとても嬉しいです。
2人で競い合うこれからの姿を想像しながら、
これからは私も”個別”ではなく”授業”の準備です。
5年生も来週、体験生を迎え入れることになっています。
少し出遅れはしましたが、
小学生もいよいよ動き出しました。。