今日は午前中、私立高校の説明会に足を運びました。
目的は…
まずその高校での新しい取り組みや大学合格や就職実績などの情報。
それは塾での三者面談で進路指導を行う際に、
その子にいちばん合った進路に導くための指針となります。
実際、教務を担当されている先生方が話をされることが多いため、
説明の際の言動やその先生方の持つ雰囲気から、
その科の状況をある程度は推察することすらできます。
特に今年は、
『教える側の人間(教師)』のスキルを上げていくための取り組みについての話
それが特に印象に残りました。
先生が先生に対して問題を出し合い、各々がその問題を解いたあと、
先生同士解法などの情報交換を経て、それを教務力アップに繋げていく。
子どもたちに学力アップを要求する以上は、
教える側も常にレベルアップしていかなければならない…。
私も開塾して11月で4年になり、その間ずっと一人で子どもたちの前に立ってきました。
「先生同士の情報交換によるスキルアップ」
それが一人の塾ではできないということ…
正直唯一の弱点だと普段から感じていました。
もちろん中学生の範囲で私自身が解けないような問題はありません。
しかし、中学生の学習内容を10とするならば、
10の力しか持っていない人間では到底子どもたちの前には立てない。
つまり『解くことができる』と『教えることができる』では大きく異なっているということ。
懐の深い授業でなければ、子どもたちにこちらの意図もやる気も伝わりません。
これまで4年間、
私は教材研究・作成に明け暮れる毎日。
限られた時間の中で、
『どう理解させるか』、また『どうやってやる気を出させるか』、
日々の業務のほとんどをそのことに費やしてきたような気がします。
教務に関する専門書も、最近ではほとんど読んでいないのが正直なところ…。
幸いにも、子どもたちは成績の上でこちらの予想以上の伸びを、今年も見せてくれています。
しかし私自身がそれに胡坐をかいているのではないか。
「授業の準備に時間をかけている」…それだけで満足していないか?
私自身がもっともっと勉強しなければいけないのではないか?
そのことを強く反省させられる、説明会での話でした。
学校では、今月は体育大会そして来月は文化発表会が行われ、
子どもたちにとって学習に対する意欲を保つのが困難に時期にさしかかっています。
そんな時期こそ、塾の力の見せどころといえるでしょう。
授業中、子どもたちに対して
「元気出して!」とか「やる気出して!」などと言わなくてもいいように。
次回のテストに向けて、
私の中ではまた今日から再スタートです!