中3生の無言学習もいよいよ大詰め。
みんな当たり前のように決められた曜日に来て勉強に励んでいます。
最初に来た子はまず「エアコンつけてきていいですか?」と私に尋ね、2階へ上がって行きます。
それから程なくして1階まで戻ってくると、教室の後ろの席で15~20分ほど勉強しています。
そして2階の教室が温まった頃合いを見計らい、また荷物を持って上がっていきます。
しかしそれももう見慣れた光景です。
小学生がまだ来てないときなどは、2階が快適な温度になるまで1階の教室でワイワイと談笑していることもあります。
本来なら「受験生やろ?」「早く勉強始めたら?」といって勉強を促すべきなのかもしれませんが…そういうときは大概私も一緒になって話を聞きます。
「そろそろ始めたらどう?」と私が切り出す前に子どもたちは2階に上がっていき、それを追いかけるように私が2階に上がっていくと、既に各々で勉強を始めています。
自習前のそのわずかな時間・やり取りですが…子どもたちにとって勉強前の大切な時間なのかもしれません。
無言学習に取り組んでいる子どもたちの表情も、日を追うごとに少しずつ変わってきています。
それは毎日顔を見ていなければ気づかないほどのほんの僅かな変化…。
みんな自分の状況をちゃんと理解した顔つきをするようになってきました。
当然のことですが、大切なことです。
それは一人一人が自分の目標を見失っていない・諦めていないということ。
県立入試まで2か月を切り、私立入試に至ってはもう3週間そこそこの時間しか残されていません。
しかし私としてはまだ「全員合格達成」というイメージがハッキリとは沸いてこないのが正直な実感。
それは子どもたちにも私にもまだやってないことがあるということです。
まずは私の方がもう一度気を引き締め直し、それから一致団結、みんなが同じ気持ちで入試に立ち向かっていくこと!
そうすれば目標は必ず達成できます。
今年の初詣で…
「一生懸命頑張った子は絶対に合格させてください!」
と神様に強くお願いしてきました。
(入試前だけ信心深くなるのは、毎年神様に申し訳ない気持ちですが…。)
合格への想いが強い子どものことは神様がきっと見てくれている。
それは子どもたち一人一人の中にいる神様かもしれません。
…そして一生懸命頑張った子には「合格」という嬉しい知らせを届けてくれるはずです。
「神様」=(イコール)「その子の想い」
最後まで精一杯努力し、全員が合格を勝ち取ってくれることを望みます。