深夜のできごと

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時計の針は朝5時を回りました。

これから私もようやく帰途につきます。

昨日は小5・中3の夏ゼミ初日。

部活動のお陰(?)で、中3生の授業は約半数でのゼミスタートとなってしまいましたが。。

それでも、塾での三者面談を終えた子どもたちの顔つきは、

受験生に一歩近づいたな~というのが感じられ…

こちらもエンジン全開、授業後にはヘトヘトになってしまったものの、

ちょっと嬉しい初日となりました。

 

ときに、朝方に帰宅するのも今日で3日目。。

というのも、ある子の深夜の勉強に

火曜日から付き合ってきたわけで…。

もちろんその子は中学生ではなく、ずっと前の卒業生。

明後日土曜日に大学で行われる試験へ向けての勉強です。

 

その子が大手銀行に内定が決まっていたのは今から半年前。

大学でたった一つの単位が取れなかったため、

卒業が伸びてしまい内定は取り消し。

単位を落としたのは、どうやら成績至上主義の教授の講義だったらしく、

中学時代は成績優秀だったその子も

“人生には自分の思い通りにならないこともある”ということを思い知ったと。

おそらく今までの人生で初めての挫折。。

そして数日前…

「塾に勉強をしに来てもいいですか?!」

また一緒に勉強できるとは夢にも思っていなかったので、

そこは喜んで付き合うことにしました。

とはいえ、経済学の試験ではさすがに教えることはできないので、

私はその子の向かい側に座ってずっと、

自分の仕事…”夏ゼミ”の準備を進めます。

たまに、「先生、○○ってどういう意味ですか?」という質問。

そのときだけは、つたない知識とパソコンを駆使し、頭を捻ります。

そして空も白みはじめたつい先ほど、

「満点取ってきます!!」

元気にそう言うその子の帰りの車を見送ったばかりです。

来月にはきっとよい知らせを聞かせてくれることでしょう。

体力的になかなかハードではありましたが、

頼って来てくれたことが何より嬉しく。

逆に私も元気をもらったような気がした3日間でした。

 

そしてその間に私の授業の準備もかなり捗り、

お陰で万全の体制で”夏”を迎えることができそうです。

とはいえ、睡眠不足で子どもたちの前に立つことはできません。

ましてや小6・中1・中2にとって今日はゼミ初日。

今から帰宅して十分に睡眠をとり、

気合いを入れなおして子どもたちを待ち構えます!

 

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