今週木曜日、中3生はいよいよ入試教材の配布です!
ブログには何度か記述しましたが、昨年度の受験生たちはこの入試教材を最後までよくやり遂げてくれました。
授業中の解説の時間が足りず、教材の点検がどうしてもできなかった年明けの1ヶ月間…。
それでもみんな、宿題のスケジュール表どおりに進めてくれており、
そのとき私も思わず舌を巻いたこと。
入試教材と真剣に向き合ってくれていたこと。。
“全員合格”という文字が受験の先にハッキリと見えてきたのは、
計算やメモで埋め尽くされた一人一人の教材のページを見た、確かそのときだったでしょうか。
合格を掴み取れるかどうかの分かれ目・・・。
言うまでもなくそれは、その子の『合格に対する想いの強さ』に他なりません。
“点数をアップさせるための努力”
“弱点克服に対する各々の信念”
それは教材の仕上がり具合にハッキリと表れてきます。
今週の教材配布の際に、まずは子どもたちにその話をします。
そこでどれだけ子どもたちの心に響く言葉をかけられるか。
その日入試教材を手にしたとき、
「これをしっかりやっていこう!」と決意をさせなければなりません。
「正直になろう!」
受験生には毎年強く訴える言葉です。
これまで学校の課題を提出するにあたっては、部活動で忙しくてそのとき友だちの力を借りてしまった子もなかにはいるかもしれません。
今回だけはそういう気持ちが少しでもあってはいけない。
「忙しくてできなかった」、「ついさぼってしまった」、、、
そうならばそうと正々堂々と言って、潔く叱られよう!
絶対にごまかさないようにしよう!
“正直になる”とはそういう意味です。
万が一、それをごまかそうとしてつい解答を写すような行動が出てしまったならば…
その子の受験勉強の先に、「合格」の二文字は決して見えてこないでしょうから。。
実はつい先ほどまで、その教材のスケジュール表の作成作業にかかっていました。
それは各教科の教材の提出日とその日までに仕上げなければならないページ数が書かれてあるもの。
宿題のページ数も学校行事で忙しい時期には少なめに、
生活に余裕がある時期には多めに。
私にとってそこは凸凹になった壁面を、パテを使って少しずつ平らにしていく感覚です。
つまり溝が深いところと浅いところを埋める分量の調整が大事。
そして学校の課題が多く出される時期も、例年の状況から把握できているので、
なるべくそことは競合しないように。
こちらがそこを考慮せず、実行不可能な課題を与えてしまうと、
「ズルをしてしまう」子が必ず出てきます。
『正直にやろう!』とこちらも言う以上、ムリな課題…そのラインは越えてはいけない。
そのためには子どもたちの日常生活という”壁面”はできる限り平らにしてあげなければ。。
教材と一緒に配布する宿題スケジュール表にはそれが求められます。
朝からその作成作業に取り掛かるも、完成までにはあと少し。
スケジュール表に色んな想いが込められていること。
さて…明後日、子どもたちにそれがどれだけ伝わることでしょうか。。