携帯(スマホ)とのつきあい方

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昨日、一人の子が…

「親にスマホを取り上げられました。。」…と。

子どもたちから最近よく聞かれる言葉です。

聞けば、”LINE”をやりすぎたらしい。

ラインやネットゲームなどに没頭してしまうと、

勉強の時間を大きく削られてしまいます。

「取り上げられる」のも当然の話です。

 

啓心塾では携帯やスマホの持ち込み・使用はOKです。

使用目的によっては、それが勉強中でも可。

休憩時間などはLINEをしている姿もたまに見かけます。

それも「度が過ぎると注意を。」…と。。

しかし注意などしたことは今まで殆ど記憶にありません。

要は”周りの環境”。

自習室で勉強しているときなども、

長時間スマホをいじっている子が周りにいなければ、

自分だけがずっとスマホで遊んだりはしないものです。

 

2階の自習室は子どもたちだけのときもあり。

そんなときはたまに足音を忍ばせて2階へ上がっていきます。

自習室に入ると…

勉強をしている様子・顔つき、そして教室内の雰囲気。

それで子どもたちの今までの勉強の様子を推察します。

ドアを開けた瞬間に中から物音がする…

そして入室した私の顔をじっと見ている子を発見したら、

その子のところに行き注意をする。

しかしそんなことも今では殆どなくなりました。

 

スマホなどの電子ツールは、

使い方を間違えると大きなトラブルの原因となってしまう。

個人情報の流出、中傷・悪口など…

すべて禁止にしてしまうのが塾にとって一番楽な方法かもしれません。

ただ、使おうと思えば塾などではなく、

外でいくらでも使うことはできます。

そんなときトラブルが起こってしまうことが多いのでは?

ならばいっそ目の前で堂々と使ってもらう方が、

トラブルに見舞われる危険性も少ないと思う。

 

“スマホ禁止”にしないもう一つの理由は…

「なるべく塾に足を運んでほしい」

自習している子どもたちの顔を見てて思うこと、

「自宅でも、特に両親が家にいないときなど、こういう顔で勉強できているのだろうか?」

まずは塾に来て、学習時間をしっかりと確保する。

それには”禁止事項”が多すぎると、なかなか塾にも足が向きませんので。

 

もちろんスマホなどは絶対に必要というわけではありません。

持っていない子も当然います。

そういう子が肩身の狭い思いをしないように…

スマホが話題の中心として盛り上がっているようなときだけは、

使用を控えるよう注意する。

調べ物があるときのために、

2階の自習室には辞書もパソコンも準備してあります。

スマホは「あると便利」かもしれませんが…

塾では無くても然して困りはしないはずです。

 

特に中3生は、これから受験シーズンを迎えます。

スマホやその他の機器を所有しているお子さんの気持ちを、

どうやって勉強に向けさせるか。

親御さんもこれから頭を悩ませることが多くなるでしょう。これも毎年のことです。

 

『時間を決めて使用する』・『テスト前などは親にスマホをあずける』・『スマホを視界に入らないところにしまう』など…

ネット機器との距離感を常に考え、よい付き合い方をすること。

子どもたちにもその問題を安易に捉えず、

自分自身でしっかり考えて行動してほしいものです。

 

 

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