定期テストを終えて②

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それは一昨日のこと。

授業のないその日、自学に来ていた子に、

定期テストの点数を聞いてみたその時のこと…

 

その子は前回のブログに書いた子と同様、

2年生の夏ごろになってから復塾した生徒。

それからすぐ、前回の定期テスト、苦手だった数学で大幅に点数をアップ。…と

ここまでは至って順調だったのですが。。

今回はどうやら苦手を克服したはずの数学で、

思うように点数が伸びなかったらしい。

「全然だめでした~。」

そう言うその子を呼び止め、改めて点数を尋ねてみると,

「???」

・・・そんなに悪くはない。

いや、前回の伸びが異常だっただけで…

「苦手な教科でこれだけ取れれば十分なんじゃない??」

 

その子に言ってはみたものの、全く納得はしていない様子。

どうやら「その子の目線が完全に上がってしまった」…そこからくる症状。

これまでであればガッツポーズをしていたほどの点数でも、

今では「その程度では…」と、不満を感じるようになる。

 

もちろんそれはその子の学力が伸びる兆し。

言葉ではなだめつつも、

次のテストでのその子への私の期待は膨らんでいきます。

 

『目線が上がれば、その教科に対する意欲・取り組みも変わってくる』

 

「この点数が自分の本当の力だ!」

初めは勘違いであってもそれでいい。

しかしそれが段々と「勘違い」ではなくなっていく。。

 

前回の点数に至るまでに、

その子が塾のない日にも2階で黙々と自習するのを見てきました。

それは点数の伸びる要素が十分にあったということ。

学校では相当にやんちゃをしているようですが、

塾ではそれが嘘のような集中力と根気です。

ここまで頑張る子だとは正直思っていなかった。。

 

「頑張って点数を伸ばしたときの喜び」

「頑張っても点数が伸ばせなかったときの悔しさ」

奇しくも今回のテストで、どちらとも経験する結果となったわけですが…、

しかし成績を伸ばす過程でそれは両方とも必要なことなのです。

「今の自分に何が足りないのか?」

今回それを十分に理解できたのではないでしょうか。

 

定期テストがようやく終わったのも束の間、

塾ではすでに次の定期テスト(5月)に向けての話をしています。

その子のモチベーションはまだまだ上昇傾向。

5月のテストではきっと、

自分でも納得し、人にも誇れるような点数が取れることでしょう。

 

最後に一言。

先生にたまに反抗してしまうのは、まだまだ子どもである証拠だよ!

先生に認められ、周りの子たちからも信頼されるようになったら、

そのときは自分も大人に近づいたことが実感できるよ。

卒業までにそうなるのを楽しみにしてるからね~!

 

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