アルファベット

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中1生は3月から英語の学習をスタートし、

現在、ようやく簡単な英文を書けるようになってきました。

とはいえ5月の定期テストでは、

“アルファベットが正確に書けるかどうか”

そこが採点の中心となります。

 

学校の教科書ではアルファベットの表が「ヘボン式」という書体で書かれてあります。

もちろんそれはお父さま、お母さまの中学時代と同じ。

数十年前からまったく変わっていません。

正しい書き順で、どのくらい正確に書けるものか、

お子さんと一緒に、試しに一度やってみられるとよいかもしれません(笑)

 

学校では初めての英語の定期テスト、

ことアルファベットに至っては、どの学校でも厳しく採点されます。

ですから私も数十年前、英語を教え始めたときに、

学生時代の自分のくせを直すべく、

“ヘボン式”での正しい書き順、正しい書き方を練習したのを思い出します。

 

しかしながらそれが、最近少し変わってきているようです。

ここからは少々批判めいた表現も入るかと思いますが、

ブログを通じてどうしても物申したく…。

その点まずはお断りをしておきます。

 

最近は”教科書の表の通り”にアルファベットを書かせる先生の方が少ない現状。

子どもたちに話を聞いてみると英語の先生曰く、

「教科書の表ではこうなってるけど、この字はこうやって書いてね。」

そしてそう言われる先生も複数いらっしゃるようです。

私は学校でそう指導されたことを聞くたびに、

「じゃあ学校のテストでは英語の先生の言われる通りに書いて。」

そう笑顔で答えつつ…

「どうして教科書通りの正しい書き方を教えないんだろう??」

 

学年が上がっていく毎に子どもたちの書くアルファベットは、

次第に癖のある字に変わっていきます。

もちろんテストの際にそういう字で書いても別に問題はありません。

しかし相手は初めて英語を勉強する、

中学校に入学したての1年生。

特に英語は、教員の裁量で指導する部分が多くなっているとはいえ、

そして、今の中学英語で要求されるものも昔とは変わってきてはいるのですが、

本当にそれでよいものか?

(注:塾ではみんな正しい書き方をちゃんとマスターしてます。。)

また先日に至っては、

「書き順は別にどうでもいいよ。」

ある英語の先生にそう言われたと、

子どもから聞いて正直驚きました。

 

ときに私が以前に勤務していた学習塾で、

当時、派遣で来ていた外国人講師が、かたことの日本語で

「日本人はホントにみんな字が綺麗ですね。アメリカ人でアルファベットをこんなに上手に(丁寧に)書く人はいませんよ(笑)」

冗談まじりで話していたのを思い出します。

それを聞いた私は日本人として誇らしくもあり。

しかしそれが失われつつあるのは正直寂しいことです。。

 

昔の英語の先生は、アルファベットの書き方を

教科書通り一様にきちっと指導していました。

現在はそのような指導をされる先生は、

各学校、おそらく2~3割程度でしょうか。

(教科書通りに指導される先生の方が今は少ないだろうということ。)

小学校でアルファベットの指導がなされてるのが前提なのかもしれませんし、

以前のやり方をよしとする私の考えも、

今の英語指導からすれば古い考えかもしれませんが…。

小学生がひらがなや漢字を正しく練習するように、

中1生、最初だけは正しい書き順、くせのない書体でしっかりと身につけてほしい。

そう切に願う、今日この頃です。

 

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