夏休みが始まって早2週間が経とうとしています。
夏ゼミ開始当初から子どもたちのモチベーションは例年にも増して高く…
一人一人の目的意識の強さが伺えます。
唯一、中1生だけがまだ探り探りの状態。
成績こそ学校では上位から中位と…とてもやり易い状況の筈ですが、
やる気がどうしてもこちらにダイレクトに伝わってきません。
早いうちにクラスの雰囲気を高めていかなければなりません。
毎年のことですが、今のところ塾の宿題は少なめに出しています。
学校の宿題を少しでも早く終わらせたいとみんな思っていることでしょう。
それを絶対にいい加減にやらないように…今はそのための猶予期間です。
来週からは塾の宿題もみっちりやってもらう予定です。
塾の授業での解説はポイントを絞って行います。
広範囲にやってしまうと、子どもたちの頭の中に残らないことが多いからです。
例えば今まで学習した内容を10としたときに、
10のことを授業ですべてやってしまうと1の内容も頭に残らない。
それよりは3やったことを全て残すことが大切、
塾での指導は「広く・浅く」ではダメだということです。
こちらはなるべく重要な部分だけをピックアップし、
インパクトのある授業でそれを子どもたちにどれだけ残していけるかが勝負なのです。
「学校の宿題をいい加減にやらないように…」というのは、
基本的な部分をそれでしっかり身につけてほしいから。
おそらく学校の先生の意図するところも同じでしょう。
幸い学校の課題は範囲も広く、基礎的な内容のものが多い。
単元を順々に追っていきながら、基本事項を頭の中にトレースしていくには絶好の教材です。
子どもたちにはそれを単に「終わらせるだけの宿題」にしてほしくはありません。
塾での学習と学校の課題をこの夏しっかりこなすことができれば、
苦手科目を得意にすることだって不可能なことではありません。
今年の夏が終わるまで子どもたちには質の高い学習法を是非身につけてほしいと思います。